ネットビジネスでの簡単でおすすめのペルソナ設定方法を解説
ネットビジネスにおいての集客と販売において、最早欠かすことが出来なくなっている「ペルソナ設定(ペルソナマーケティング)」についての解説と、おすすめ設定方法をお伝えします。
「ネットビジネスにおいての」と銘打ってますが、どの分野でも有効な手法です。
このペルソナ設定に関しては、早ければ早いほど良いので、しっかりと設定していきましょう。
他の記事でも説明予定の「全体像の把握」と相互作用するモノとなります。
ペルソナ設定とは?
まずペルソナ設定についてですが、聞き馴染みのない方が結構いるかと思いますが、「架空の人物」を設定して、顧客とのマッチング精度をより高める目的で用いられるようになりました。
端的にいうと「潜在的顧客にピンポイントで響く」ようにする事です。
よく用いられるターゲット設定との違いですが
ターゲット設定→セグメント分けをした内の特定の一部グループを絞り込む
ペルソナ設定→架空の人物像を設定する
という風に認識しておけば問題ありません。
有名企業だと、ドイツの自動車メーカーのアウディは→年収、ライフスタイル、家族構成、規模まで具体的に設定して更にそれを宣伝に用いるなどして話題を集めていました。
例:
- アウディA5(4ドアクーペ)
「世帯年収が1500万円以上で趣味などに強いこだわりを持つ成功者。年間700台の販売を目指す」
- アウディA4(アウディの基幹車種)
「年収1400万円前後の富裕ファミリー層。日本市場での販売は年間5000台が目標」
これらは10年くらい前のコピーですが、国内では結構賛否両論あった記憶があります。
しかし、その後は他のメーカーも車種を細かく設定してニーズの多様化に備えるようになり、その辺りからブランド力が向上するなど一定の成功を収めたといえます。
これはあくまで個人的な意見となりますが、ペルソナマーケティングと内外装のデザインや広告の一致から、アウディに対して以前は地味な印象から、
「洗練、オシャレ、若くして成功した人」
といったイメージを持つ人が増えたような気がします。
他にも、アサヒビールのクールドラフトという発泡酒はアサヒビールの調査の結果
「年収900万円の44歳の自営業者で、家族は1歳下の妻と長男16歳、長女13歳の4人家族で都内在住」
というペルソナを設定して、愛飲者への”感情移入”をして、彼らに響くパッケージデザインや商品名で大ヒットしたのも有名です。
他の大企業でも様々な成功例があって、それを学ぶのは為になるので、観察してみると良いかと思います。
おすすめのペルソナ設定方法!
では、ネットビジネスにおいてどうペルソナ設定していけば良いのか。
「ネットで稼いで自由な人生を歩む」
というだけだと、大げさに言うと、その為にはあらゆる手段を用いて構わないといった属性の人を呼び込む可能性が出てきます。
ブログやSNS等で掲げる一言的なコンセプトとしては良いのですが、実際にコミュニティを作る時や商品のプロモーションをする時などはしっかりとペルソナ設定をして作り込む必要があります。
ペルソナ設定が曖昧だと、作る側も、統一感の無い商品や企画を売って中途半端に終ってしまう。
・・・これだと、無駄にエネルギーを消費するだけで、いずれ終焉を迎えます。
そうならない為にも、しっかりとリサーチをすることが大事になるのですが、私達は膨大な顧客データやリソースを持つ大企業と違って、一人でペルソナ設定と企画や商品などを作り上げる必要があります。
ペルソナ設定はコアとなる部分だから後回しにしようと考えがちですが、先に決めないと逆に辛くなっていきます。
ここが凄く大変そうに思えて尻すぼみしちゃって止まる人、結構多くいらっしゃって、非常に勿体ない。
そこで、おすすめの方法が
「一歩を踏み出す前の自分にペルソナを定める」
です。
勇気を持って一歩を踏み出す前の自分が持っていた不満や不安、ライフスタイル、落ち着く時、楽しかった時など箇条書きで良いので書き出していきましょう。
ポイントは、不満や不安だけでなく、楽しかった時などもイメージする事です。
そうする事で、ペルソナが求めているものが自然と浮かび上がり、響くコンテンツを作れるようになります。
ペルソナ設定をするメリットは情報発信、コンテンツ作成、コミュニティ運営の観点からしても優秀です。
ブレない情報発信をしましょう!
と、急に言われても大変ですが、ペルソナ設定がしっかりしてれば案外簡単に作れてしまいます。
少し前の自分が響くモノを作れば良いのですから。
客も、自分も、自然と”そこ”に引き寄せられていきます。